ヒートテック着用マニュアル
週末は今年一番の大寒波の影響で寒くなりそうです。
そんな時だからこそヒートテックの着用方法を確認しましょう!
ヒートテックは一緒に着る服の組み合わせで暖かさが変わってきます。正しい組み合わせをすることでヒートテックをさらに暖かく着ることもできます。さらに、気になる静電気対策についてもお話していこうと思います。
お客様からもよく聞かれるのですが「ヒートテックの下には何も着なくていいの?」ということ。ヒートテックは肌着として開発をされているので、一番下に着るのが正しいです。ヒートテックは身体から蒸発する水蒸気を熱に変換して暖かくするものなので、肌に直接触れるように着ないと発熱効果を得ることができなくなり。本来の暖かさを発揮することができません。
ヒートテックの暖かさを最大限発揮するにはサイズ選びも重要です。ヒートテックの暖かさを一番発揮できるのがスバリ!
「ピッタリサイズ~ややゆとりがあるくらい」です
ヒートテックは発熱した暖かい空気を溜めて保温することで暖かさをキープするのですが、ピチピチ過ぎても、ブカブカ過ぎても暖かさが逃げる要因となってしまいますので注意が必要です。ヒートテックは試着もできますので、サイズ選びに迷ったらスタッフに声をかけてくださいね!
「ヒートテックを二枚重ねると発熱効果2倍で暖かい」と聞いたことがある人もいるかもしれませんが、半分本当、半分ウソです。
ヒートテックの二枚重ねは暖かいのは事実ですが、発熱効果は1枚の時と変わりません。「正しい着方」のところの話に近いのですが、発熱効果を発揮するのは下に着ている(肌に直接触れている)ヒートテックだけになります。なので、上に重ねたヒートテックは保温の役割は果たしていますが、発熱はしていないのです。
なのでヒートテック二枚重ねは単純に重ね着をしている暖かさであり、発熱効果が二倍になっているわけではありません。
ヒートテックは一緒に着る服の組み合わせでも暖かさが変わってきます。ヒートテックはインナー、上に着るミドルレイヤーとアウターの組み合わせがとても大切です。
ミドルレイヤーはヒートテックによって発熱した暖かい空気を溜めることができるものが良いです。具体的にはスウェットやフリースです。ニットでも良いのですが、ウールとヒートテックの相性が良くありません。理由は後でわかります。
アウターは暖かい空気を逃がさないように、風を通しにくいものを選びましょう。ヒートテックによって暖められた空気をミドルレイヤーに溜めて、アウターで蓋をして逃がさないようにするイメージです。これだけで暖かさは変わってきますよ。
ヒートテックが暖かくないと感じたら、ヒートテックとの組み合わせを気にしてみてください。
「ヒートテックを着ると静電気がスゴイ」と思われている方もいるかもしれません。実はヒートテック自体は比較的静電気を発生させにくい素材になっています。なのに何故静電気が発生するのか?ヒートテックと触れ合う服の素材によって、静電気が起きやすい組み合わせがあるのです。
ヒートテックと相性が悪い(静電気が発生しやすい)素材がウールやナイロンです。逆に静電気が発生しにくい素材がポリアステルやアクリルになります。実はヒートテックもポリエステルやアクリルからできており、同じ素材の組み合わせであれば静電気が起きにくいのです。ウールやナイロン素材のものを着るときはヒートテックの上に直接着るのではなく、シャツなどを間に挟むと静電気も抑えられます。あと、柔軟剤を使って洗濯をしたり、衣料用の静電気防止スプレーなども効果があるので試してみてください。